2018/03/24

フィールドワークを開催しました!

東京保健生活協同組合では、第三土曜日には定例の奨学生会議と医療講座(土曜講座)を開催しています。
3月17日(土)、年度最後ということもあり、いつもとは趣向を変えて実施することに。

今回は、東京都人権プラザフィールドワークを行いました♪

東京タワーのほど近く、港区「芝公園駅」から徒歩3分ほどの場所にある東京都人権プラザ。
こちらは、東京都が設置した「人権啓発」のための施設です。

人権課題についての学習

まずは施設職員の方から人権プラザの成り立ちや人権課題の取り組みの歴史について講義。

人権プラザは、元々は「東京都産業労働会館」という名称だったそうです。
台東区浅草周辺の「橋場」という地域その地域の地場産業である、
皮革産業従事者の地位向上を目的としてつくられました。

いまや、人権課題は皮革産業従事者への差別(同和問題)に留まりません。
東京都では「女性の人権」「子どもの人権」「高齢者の人権」…など、17の重要課題を掲げています。

人権プラザは、このような様々な人権課題に対して情報発信・問題提起を行う、
東京都の重要施設と言えるでしょう。

スポーツ用の車椅子に乗車

施設1階には様々な展示物・体験コーナーがあり、自由に触れることができるようになっています。

こちらの車いすは実際に競技に使用されたものとのこと。
スポーツ用なだけに、とても軽快に走行できます。
「病棟にほしい!」という声も。

ボッチャ体験

ボッチャは重度脳性まひや四肢重度機能障害のために考えられたスポーツ。
パラリンピックの正式競技として行なわれています。

白いターゲットボールに赤・青のボールを投げたり転がしたりして
より多くのボールを近づけるようにして得点を競います。

ルールも動きも簡単そうで、奥深いものでした。
(↑赤の勝ち!)

 

感想

「一言で『人権』といっても17もの課題があるということに驚いた」

「こういった施設に来るのは初めて。知ることが大事だと思った」

「学校でも人権と差別の問題をたくさん学んだ。 
今回のボッチャは貴重な体験になった」

 

色々な気づき、考えるきっかけをもらったように思います。
人権問題を身近に感じ、日頃からアンテナを高く張っていきたいですね。