2024/07/23

ミキサー食の試食とトロミ付けの体験をしました!

 6月15日(土)に大泉生協病院で奨学生会議を開催し、6名が参加しました!
 今回のテーマは『栄養と嚥下について』で、大泉生協病院の看護師さんが講師として学習会をしてくれました。まずは加齢による身体機能の変化について、嚥下機能や嚥下障害について、嚥下調整食の分類の説明をしてくれました。次にとろみの種類やつけ方や注意点も教えてくれました。その後は、みんなでとろみをつける体験や実際にミキサー食の試食をしました!とろみをつけることが初めての学生もいましたが、既に作った経験のある学生がほとんどでした。お茶や水で作ったことはあっても、牛乳にとろみをつけることは今まであまりなかったのではないでしょうか?エンシュアや牛乳などは時間をおいて2回混ぜる必要があることも学べました。そして、ミキサー食の試食は全員が初めてとのことで、食事をする患者さんの気持ちを知るための貴重な体験となりました!
 飲み物にとろみをつけたりミキサー食を試食したりすることで、嚥下機能が低下した患者さんの気持ちはどうか、食事には栄養を摂るだけではなくどんな側面があるのかを考える機会となりました。今回の学習会によって、患者さんの気持ちを想像して寄り添うことが重要であり、食事は「安全に・おいしく・楽しく」ということが大切だと学びました。



🍹 🍹 🍹 🍹感想🍹 🍹 🍹 🍹

・とろみ食にも段階があることを初めて知りました。患者さんの嚥下状態に合ったものを提供し、安全においしく食べることがQOL向上にもつながっていくと感じました。実習先でもSTさんが患者さんの食事の様子を見て回り、聴診器を使って嚥下が問題なくできているか確認している様子を見学できました。
・実際に働いている看護師さんから栄養についての講義を聞き、患者さんの気持ちになることの大切さを学びました。ペーストのミキサー食を食べている患者さんを何人も見てきましたが、やはり普通のご飯がいいなと思いながら見ていました。ただその患者さんにとっては、そのペースト食が栄養を摂り、誤嚥しないための食事であることに改めて気づかされました。今後の実習でもそのような患者さんがいると思いますので、寄り添っていけるよう食事介助やセッティングを行っていきたいと思います。
・ミキサー食を食べさせていただいたことで患者さんがどのようなものを食べているのかを知る貴重な体験となりました。とろみがついたことでいつもよりも嚥下はしやすいと思いましたが、食事の楽しさはあまりないなと感じたため、どのようにすることで患者さんが食事を楽しめるか、食事が作業にならないかを考えられるようにしたいです。
・実際にミキサー食を試食してみて、食を楽しむという点においてはとても難しくなってしまうなと感じました。生きることにおいて食べることは欲求の中でも割合が高く、食事をする回数も多い中で嚥下機能が低下してしまったことによって食事の制限がついてしまい、楽しく食べるということができなくなるのは、患者さんにとって生きる意味を見失ってしまったり、ストレスになってしまうこともあると思うので、患者さんの食に対する気持ちのケアも看護師にとって重要な役割だと感じました。
・いつも業務で食事介助をしていますが、実際にペースト食を自分が味わうという機会がなかったので体験できたことが学びとなりました。
・とろみをつけることは初めての体験で、実際に患者さんが食べているミキサー食を食べるのも初めてでした。とろみを作る際には、様々な注意点があることを知り、私も実習でとろみを使う際には今日学んだことを生かしていきたいと思います。また、ミキサー食を食べている患者さんの立場に立つことで、より患者さんに寄り添った食事の提供のきっかけになるということを学ぶことができました。