2024/08/09

診療所のお仕事について教えてもらいました!✨

 7月20日(土)にひよりハウスで奨学生会議を開催し、全部で7名の学生が参加しました!
 今回のテーマは『診療所のお仕事ついて』で、竜泉協立診療所の看護師さんが講師として学習会をしてくれました。まずは学生たちに、診療所といえばどんなことをイメージするのか聞いてみました。学生たちも「地域の患者さんにとって身近な存在のような…」とイメージはありつつも具体的にどんなことをしているのか、どんな役割を果たしているのかまでは分からない様子でした。診療所の看護師さんは外来診療や在宅医療について、無料低額診療について、地域包括ケアシステムについてなど診療所の業務から医療機関としての役割まで、様々なことを学生に分かりやすく伝えてくれました。診療所看護師はジェネラリストとして幅広い知識と、熟練したスキルが必要になってくるので生涯、研鑽の日々ですと言っていました。ですが、看護師としてやりがいが感じられる領域でもあり、フレッシュな感性を持って地域の中で積極的なヘルスプロモーション活動ができる看護師のニーズは高まっているとお話してくれました。
 学生たちにとっても、診療所について学べる貴重な学習会となりました!

🦩 🦩 🦩 🦩感想🦩 🦩 🦩 🦩

・学校では病棟の看護を中心にしての学びが多いので、診療所での患者さんとの関わり方何気ないやり取りの中でのアセスメントなど、病棟看護とは違った看護師の役割を知ることができて良かったです。

・外来の看護師は、外来受診という限られた時間の中で患者さんの情報収集を行ったり、必要な支援を考えたり、アセスメントしたりしなければならない上に、外来看護師の声かけ次第で定期受診が途切れてしまうこともあり、特に人との関わり方重要な役割だと感じました。

・診療所の看護師の方は、「診療の補助」というイメージが強かったのですが、今日のお話を聞いて外来看護師の役割の大きさを学ぶことができました。問診がとても重要であり、診察時の患者の変化を捉えてアセスメントし、看護師としてどう介入していくべきなのか検討するのも非常に重要であると分かりました。

・地域に根差した看護、医療が行われている診療所で働く魅力をとても感じました。民医連の無差別平等の考えや橋場診療所での無料低額診療制度もとても良いなと感じ、私も看護師・保健師として携わりたいと感じました。

・自分のキャリアプランを考えるための選択肢の1つとなりました。地域の人が健康維持できるように、血圧や採血データなどの情報だけで判断するのではなく、その人がみせる小さな変化(表情や衣類の様子など)に気づいて隠れたニーズを発掘し、支援することが一番大切だと感じました。

・患者さんが最後の場として自宅を選んだ場合、タイミングを見ながら家族に声かけをしていくことが大切であることを学びました。また、診療所では患者が在宅で1人でも生活することができるように支援していくことを目標としていることが分かりました。

・「問診を一番大切にしていると言ってもいいくらい大切にしている」という言葉を聞いて、本当にその通りだと思いました。患者さんが今どのような状況にあるのかをくわしく聞いて、目で見て変化を感じて、私たちに何ができるのか、何をしていけばいいのかを考えていくことができるように授業や実習を通して患者さんとの関わり方や観察項目などを学んでいきたいと思いました。