9月 奨学生会議で『摂食・嚥下と食形態』について学習しました!
【奨学生活動】9月 『摂食・嚥下と食形態』の学習会
9月16日(土)はひよりハウスにて奨学生会議を開催し、奨学生を含め2名が参加しました。講師は東京健生病院の看護師(入職3年目)にご協力いただき、『食事』をテーマに講義と体験を行いました。
講義では解剖生理を始め、摂食・嚥下のメカニズムや誤嚥予防の方法、食形態の種類、食事介助の仕方、栄養補助食品について学習しました。講義の後は過去に国試で出題された問題を解いて、学んだことをすぐに確認しました。また、講義だけでなく、入院患者さんの実際の食事を口にしてみたり、横になった状態での食事介助を体験したりしました。
患者さんによって食形態や摂食・嚥下機能はそれぞれ異なるので、その方に合う適切な介助ができるようにこの講義や体験をぜひ今後も役立ててほしいです!
🐇🌕🐇🌕🐇🌕🐇感想🌕🐇🌕🐇🌕🐇🌕
・「嚥下ができないからといって、何でもとろみをつければ良いというものではない」というのが印象に残りました。患者さんが嫌にならないくらいの適度なとろみを意識したいと思いました。嚥下食を自分で実食してみて、水分にとろみをつけると一番苦手な味でした。よく患者さんがとろみをつけたお茶で薬を包んで飲んでいますが、辛そうな理由が少しわかりました。また、お互いに食事介助をしてみて、スプーンにのせる量を今までは意識していませんでしたが、量が多いほどむせたり、一度に飲み込めなかったりするので気をつけたいと思いました。
・食事は生命の維持や活動エネルギー源として必要であり、摂取が難しい患者に対しても様々な対策が用意されているので、患者の嗜好に合わせて必要エネルギーを摂取できるように提供していくことが大切だと学びました。また、正しい食事介助で安全に食事を提供することも大切だと学びました。自分で実食してみて、食欲がわかないため、見た目はすごく重要だと感じました。とろみ食は高齢者が食べることが多いと思いますが、エネルギー摂取が減り、食形態によって食欲がわかず、摂取できないことがあると栄養補助食品の存在は高齢者にとって大事になってくると感じました。お互いに食事介助をしてみて、側臥位での食事介助は嚥下反射に問題がない私たちでも飲み込みづらいと感じたため、嚥下反射がうまくいかない高齢者はより咽頭期でのむせのリスクが高く、食事の時の体位は大切だと感じました。
🌟次回の奨学生会議は、『心不全』についての学習会です!
毎年、講師を招いて開催している国試セミナーが今年も始まっています!
第2回目の国試セミナーは10/14(土)にZoomで実施予定で、『呼吸器』について学習します。
国試合格に向けて引き続き頑張っていきます!